何だかんだ言っても、やはりみんな幸福な生活を望んでいるのではないでしょうか。そのために、日々生活し、活動し、出逢いなどなど行っています。日常の生活で感じた事、実際に経験したことなど、徒然のままに、記録してみます。
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2024年9月4日水曜日
四十 神道
四十 神道
古神道のけがれの思想は、武士道といつも抵触するように思われた。一説によれば古神道のけがれをきよめる水が、武士道において死の観念に代置されたという人がある。すなわち古神道では死穢(しえ)を忌み、また血のけがれを忌むが、もし武士が戦場に出で立てば、そのまわりには死穢と血穢は必然的に群がり起こってくる。平田篤胤の「玉襷」(たまだすき)によれば、死穢をよけるには死体を置いた部屋の敷居の外にすわらなければならないとか、「膿汁(のうじゅう)失血の禁忌、痔血(はしりぢ)鼻血の類は沐浴解除(もくよくはらい)して参宮すぺし。」とか、くわしい規定が述べられているが、武士はそのような古神道の教義に、あくまでも忠実であることはできなかった。これらすべてを清める水のかわりに、死を象徴的に持ってきたという考えも、じゅうぶんうなずけることである。
しかし、常朝はそのような妥協策を神道について講じているのではない。「後向き候神ならば詮(せん)なき事と存じ極め、穢(けがれ)も構ひなく拝み仕(つかまつ)り候由。」彼は神道におけるタブーを激しく否定したままで武士道を貫こうと試みた。ここでは、日本の伝統的なけがれの思想は、激しい行動の意欲の前に踏み破られているのである。
「神は穢を御嫌ひなされ候由に候へども、一分(ぶ)の見立てこれありて、日拝怠り申さず候。その仔細は、軍中にて血を切りかぷり、死人乗り越え乗り越え慟き候時分、運命を祈り申す為にこそ、兼々は信心仕る事に候。その時穢あるとて、後向き候神ならば詮なき事と存じ極め、穢も構ひなく拝み仕り候由。」(聞書第二 一七二頁)
『葉隠入門』三島由紀夫 (新潮文庫) 20240904 P78
【ニッポンジャーナル】総裁候補!小林鷹之議員が初登場&田北真樹子&江崎道朗が最新のニュースを独自目線で特別解説!
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2024年9月3日火曜日
樋口季一郎【日本史】ソ連軍の北海道上陸を阻止し、ユダヤ人を救い、無傷での撤退作戦を成功させた奇跡の日本軍人/樋口季一郎
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三十九 会議の方法
三十九 会議の方法
中国では、昔から会議を開くのに、出席者の一人一人をよく説得して、会議を開けば同時に合意に達するような工作をしてから、会議を開くのが慣習であったと聞いている。このような政治的な知恵はそういう慣習を持たない日本人の中で、「葉隠」がつとに推奨しているところのものである。
「談合事などは、まづ一人と示し合ひ、その後聞くぺき人々を集め一決すぺし。さなければ、恨み出来るなり。又大事の相談は、関係なき人、世外の人などに、潜(ひそ)かに批判させたる がよし。贔屓(ひいき)なき故、よく理が見ゆるなり。(略)」(聞書第二 一七一頁)
『葉隠入門』三島由紀夫 (新潮文庫) 20240903 P76
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