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2023年9月8日金曜日

● 森林資源破壊の元凶にされてしまった紙

● 森林資源破壊の元凶にされてしまった紙 紙のリサイクルで大学生がショックを受ける理由は非常に簡単だ。 紙をリサイクルするのは森林を守るためである、と教えられてきた。日本の森林はもともと紙の原料としてあまり使われていないから、森林を守るという時の「森林」は、日本以外の森を指す。そして、多くの大学生は熱帯雨林や開発途上国の森林、つまり南の方の森林だと思っている。 これもテレビの影響が大きいだろう。テレビで盛んに熱帯雨林がなくなっていく様子を映し、紙のリサイクルをしなければならないと宣伝されてきたからだと思われる。 もしかすると小学校の先生が「熱帯雨林を守るために紙をリサイクルしよう」と言っているのかもしれない。しかし、実際のところ紙のリサイクルと熱帯雨林や開発途上国の森林は関係がないのである。 世界の森林を大きく「先進国の森林」と「開発途上国の森林」に分けて考えてみよう。1990年までの15年間をみると、先進国の森林は1%増加し、開発途上国や熱帯の森林は7%減少している。 だから、森林を守らなければならないとしたら、開発途上国の森林や熱帯雨林を守らなければならない。 一方、森林があればどんな森林からも紙の原料のパルプが採れるというわけではない。現在、世界では、先進国の森林の 14%、開発途上国の森林の2.5%がパルプとして利用されている。つまり、日本人が使っている紙の原料のほとんどは先進国の森林から採られたものであり、守らなければいけない開発途上国の森林からではないのだ。

こうした事実を知った学生はショックを受ける。紙のリサイクルをして仮に消費量が減っても、森林の減少は止められないからである。私は次のように言って追い打ちをかける。 「〈自然を守れ〉という運動によって木材の需要が少なくなった。君たちも知っているように太陽の光があれば森林は成長する。だから、毎年の伸びた分だけを手入れをして切ってあげないと森林は正しく育たない。ところが、樹木を使う量が少なくなったので、せっかくモデル的に自然を利用していた北欧の森林が無駄に捨てられている。もちろん日本の森林はほとんど使用されずに、木は腐っていくだけだ」 ここでも環境運動が環境を破壊している。 もしも本当に熱帯雨林や開発途上国の森林を守らなければならなければ、開発途上国の森林の現状とその原因を明らかにして、それを止めなければ何にもならない。 今の日本の紙のリサイクルは「足を怪我しているのに、手に包帯を巻くようなもの」である。傷を直すのに包帯は必要かもしれないけれども、足を怪我しているのに手に包帯を巻いても仕方がない。 熱帯雨林を守りたいのに北方の先進国から来る紙の原料を節約しても、熱帯雨林の減少は止められないのは当たり前なのである。 生意気になったと言われる現代の大学生ではあるが、それでも若者だから心は純粋だ。紙のリサイクルが森林を守るのに何の役にも立たなかったとわかり、少なからずショックを受ける。 しかし、むしろショックを受ける方が人間らしい。リサイクルが環境に役立たないと知って「そんなものだ」と納得するより健全ではないか。 『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』武田邦彦 洋泉社刊 2007年 20230908  173

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【続・虎ノ門サイエンス】「戦争と科学」第2弾!科学者は戦争とどう向き合うべきか?「核抑止力」論を打破する!! 米国による原爆投下は戦争犯罪。それを隠すためにウソの歴史をでっちあげる 南京虐殺など

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川口市内で起きている外国人居住者による様々な問題を考えます。#あさ8時! 第199回

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最新のロシア情勢をナザレンコが語る

【生配信】第244回 ナザレンコ・アンドリーが話題のニュースを解説! ■出演者 ナザレンコ・アンドリー 山田社長(仮)

2023年9月7日木曜日

第4章 チリ紙交換屋は街からなぜいなくなったのか ● 紙のリサイクルに対する先入観と誤解

第4章 チリ紙交換屋は街からなぜいなくなったのか ● 紙のリサイクルに対する先入観と誤解 大学でリサイクルの講義をすることがある。 学生はペットボトルのリサイクルが無意味なとは感覚的にもわかるのか、ペットボトルのリサイクルがひどい状態であることを知っても、あまり驚かない者もいる。 ダイオキシンの毒性が弱いということには少しびっくりするが、最近ではダイオキシンについてはあまり話題になっていないので、学生によっては忘れている学生もいるほどである。 そんな現代の大学生でも一番、衝撃を受けるのは紙のリサイクルだ。紙のリサイクルが何の意味もないことを知った時、学生は一様にショックを口にする。それはどうも小学生時代の教育にあるようだ。小学校では紙をリサイクルすることが環境に良いことだと教えるようである。 何しろ小学生の時だから、学生もそれを信じて、紙のリサイクルに協力してきた。そうした事実が覆るのだからショックを受けるのは当然だろう。 4、5年前になるが、ある講演会で紙のリサイクルが実にバカらしいことだと講演した時のことだ。講演が終わって質問の時間になると、会場から手が挙がり、ある小学校の校長先生からのコメントがあった。 「先生のおっしゃる通り、私も紙のリサイクルは意味がないと思いますが、リサイクル紙を使わないと補助金が貰えないので、仕方なく私の小学校ではリサイクル紙を使っています」と述べられた。 私は喉元まで、「たとえ補助金が貰えなくても、児童に間違ったことを教えるよりは良いから新品の紙をお使いになったらいかがですか」と言おうとしたが、グッとこらえた。その校長先生の顔には苦渋の色がにじみ出ていたからである。 こうしたやり取りの最中、私は脚本家として有名な美作正己さんが、あるインタビュー記事で次のように語っておられることを思い出していた。 太平洋戦争が終わりに近づいた中学校の時だった。社会科の先生が自分たちを教室に入れて暗幕を引き、小さい声で「日本は負ける」とおっしゃった。そして「大人は殺されるかもしれないから君達が頑張れ」と言ってくれた。それを聞いて、戦うことが正しいと教えられていた中学生は(その先生に向かって)「非国民! 殺してやる!」と言った。生徒はすっかり洗脳されていて、先生の言う事実が理解できなかったのだ。戦争が終わるとその先生は「自分がこれまで生徒に嘘を教えていた」と反省し学校をお辞めになった。他の先生方は戦争中、生徒に特攻隊に行くように指導し多くの生徒が死んだ。戦争に行くことや特攻隊員になることを煽った先生たちは多くの教え子が若くして命を落としたのに、天寿をまっとうした。 一旦、国が戦争を始めれば、大人たちは戦わなければならない。戦争反対でも国が戦争すると決めた限りは戦わなければいけない立場に否応なく追い込まれるだろう。 しかし、子供はどうだろうか。戦争が永久に続くわけではないので、子供には戦争中でも正しい国際関係を教えるのが筋だろう。 リサイクルでもそうだ。色々な事情が複雑に絡んでいて、政府としてはリサイクルをやらざるを得ないかもしれない。しかし、だからといって児童を巻きこむのはどうか。 もし児童にリサイクル教育をするならリサイクルが本当に正しくなければいけない。圧力的な団体がいるからとか、特定の人が儲かるとか、失業者を救うという目的でリサイクルをしているならば、それに子供を巻きこんではいけない。 『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』武田邦彦 洋泉社刊 2007年 20230907  170

【生配信】第243回 伊藤俊幸&江崎道朗が話題のニュースを深掘り解説!

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