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2023年2月24日金曜日

停止中の原発でも爆発する

停止中の原発でも爆発する 東日本大震災後の2011年3月15日、原子炉に燃料もなく、停止して安定していたはずの福島第一原発4号機で爆発事故が起こり、放射線量が高く構内で復旧作業のできない状態が続いた。この爆発の原因は不明だ。停止中だからといって安全ではないことを肝に銘じておきたい。 反被爆宣言』武田邦彦著 双葉社刊 2012年 より

2023年2月23日木曜日

「CO2を出さない原発は環境にやさしい」というのは真っ赤なウソだ

「CO2を出さない原発は環境にやさしい」というのは真っ赤なウソだ これは原発を作りたいと願っている人の都合のいい宣伝コピーで、そもそも原発の建設などには大量の化石燃料を使用するので、そこでCO2が大量に放出される。資源エネルギー庁は原発からのCO2の排出はゼロに近いとしているが、建設時や廃棄物関係で必要とされるものを合計すると石炭火力の 8割というところだ。 そのうえ地球温暖化はCO2の排出が原因ではない。これは学者であれば誰もが分かっていることなのだが、学者の立場上、政府に都合のよい発言をしているだけなので、この言葉を鵜呑みにしてはならない。 反被爆宣言』武田邦彦著 双葉社刊 2012年 より

2023年2月22日水曜日

原発が安全な場所に作れないのは「原子力村」の利権

原発が安全な場所に作れないのは「原子力村」の利権 表向きは政治家が一生懸命、原発の騰致活動を行っているが、裏では建設会社が立ち廻って、国の役人を接待漬けにしたり、賄賂のような金が動いているフシが強い。 その結果、「原発の立地場所としてもっとも安全」と専門家が当初計画したところから、利権の綱引きで最終的な建設場所がずれ、活断層の真上に建設されてしまったりするのだ。 私は原子力安全委員会専門委員会で「立地が決まる過程で問題があった場合、安全審査に入らないなどの措置が必要」と発言したが黙殺された 。 反被爆宣言』武田邦彦著 双葉社刊 2012年 より

2023年2月21日火曜日

本来原発は安全なものである

本来原発は安全なものである 目くじらを立てて「原発は危険だ」というのはナンセンスで、安全な場所に建設して、決められた法律に則って使用すれば問題は起こりにくい。 フランスでも、もともと「原発は危険だ」という発想があったので、安全な場所を探して建てられた。すなわち「地霊がない」「津波が来 ない」「内陸部である」「原発を淡水で冷やせる」などを指す 。 日本は反対に、「地震がある」「津波が来る」「原発を海水で冷やしている」「1階に開口部がある」「地下に電源を置いている」と、もっとも危険な場所に原発を建てている。 これで「原発は安全」と主張しても、まった<く説得力がない。 反被爆宣言』武田邦彦著 双葉社刊 2012年 より

2023年2月20日月曜日

原発事故に対する準備不足は電力会社が“住民のメンツ”を優先した結果である

原発事故に対する準備不足は電力会社が“住民のメンツ”を優先した結果である 私が原子力安全委員会の会議に参加した際、万が一の状況に備えて、「原発周辺の住民にヨウ素剤を配布したらどうか」と提案したことがあった。しかし推進派は、「そんなことをしたら“やはりいつか爆発するんだろう”と反対派を勢いづかせることになる」と恐れていた。 このように、推進派と反対派の無意味な対立が、原発の危険性を高めている。九州電力の玄海原発再稼働の際の「やらせメール」問題しかり。原発の事故で電力会社の隠ぺいが多いのは、異常なまでの原発反対派の圧力による影響も大きい。 反被爆宣言』武田邦彦著 双葉社刊 2012年 より

2023年2月19日日曜日

東日本大震災の揺れは、東電の「想定内」だった

東日本大震災の揺れは、東電の「想定内」だった 東京電力は福島第一原発で予想される揺れの最大値を600ガルと想定していたが、東日本大震災では、4分の3に過ぎない 448ガルだったことが、経済産業省原子力安全・保安院により2011年3月に発表された(ガルは棚速度の単位で、瞬間的にかかる力=揺れ を意味する)。 想定以下でも受電鉄塔は倒壊し、外部電源が失われたのだ。ひとたび大規模な地震が起きれば、単純な計算式のもとで設定されたガルの数値など吹き飛んでしまうということだ。 反被爆宣言』武田邦彦著 双葉社刊 2012年 より

2023年2月18日土曜日

日本の原発は、「トイレのないマンション」であって、それを推し進めた政策に問題があった

日本の原発は、「トイレのないマンション」であって、それを推し進めた政策に問題があった 現在の日本には、核燃料廃棄物の最終的な貯蔵所が存在しない。使用済み核燃料が搬入されている青森県六ヶ所村の施設は、「高レベ ル放射性廃棄物中間処理施設」であって、「最終処理場」ではない。 このため、日本の原発は「トイレのないマンション」と言われている。 どこかの自治体が受け入れない限り、核燃料廃棄物に永久に行き場はないのだ。 そしてこの政策を推進したのは、長きにわたって政権運営を行っていた自民党だ。モラルを持った大人ならば、「原発を造ったものの、廃棄物貯蔵所は造らない」などという、見識のないことをすべきではなかった。日本はまさに「魂のない原発推進」を行ってしまった。「お上が決めた」という決定プロセスにも問題がある。 反被爆宣言』武田邦彦著 双葉社刊 2012年 より