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2025年1月1日水曜日

第5章「節約」などで社会は発展しない ◎「いま考えていることは、ほとんどが間違っている」

第5章「節約」などで社会は発展しない ◎「いま考えていることは、ほとんどが間違っている」 武田: 私はずっと技術者として長年研究をやってきて、何がわかったかと言えば、「自分がいま考えていることは、ほとんどが間違っている」ということです。それは何回も自分が考えていることに裏切られてきたからわかってきた。 どんなふうに考えても、こっちからやって、あっちから考えて、「こうだ」と思う。しかし、研究の場合、間違いがわかるのは非常に簡単で、いくら自分が論理的に組み立てても、事実でもってあっさりと覆(くつがえ)されてしまう。 新しい発見があると、その前に組み立てるときの論理には、当然のことですが、その発見の事実が入っていない。そこで、それまでに論理的に組み上げたものは全部崩れてしまう。 「今度は絶対間違いない」と思っても、また覆される。それをくり返し経験すると、論理を組み立てて、それで進めていっても、組み立てたその結果は間違っているに決まっていると思うようになります。 日下: つまり、正しいことはつねに変わるということ? 武田: そうですね。いまは常識で正しいと思い込んでいても、明日にはそれが間違っているとわかる。私はそれをニュートンの万有引力を例にして、学生たちに話します。 名古屋大学で物理学を教えていて、十四回講義して十五回目の最後の講義のときに、私は学生にこう教えていました。ものを上から落として、「落ちるでしょ」と。 「これをニュートンが誕生するまでは物理の先生はどう教えていたか」と聞く。普通この説明は、物理学者でも難しい。というのは、ニュートンまでは、「万有引力」という言葉はない。 「いまきみたちに『これは万有引力だ』と教えているが、五百年前には、『地下の悪魔が引っ張った』と教えていた」と説明する。そしてさらに、「万有引力で落ちる」と言っても説明したことにはならない。なぜ下に落ちるのかを具体的に説明できなければならない。つまり、現在でもなぜ、物が落下するのか説明できる人は少ない。 日下: なるほど(笑)。 武田: そしてこう言ってまとめます。 「いまから千年後は、万有引力ですら必ず別の理屈で教えるに決まっている。平安時代に教えたのといまから千年後とではまるで教え方が違う。ということは、私がいままで十四回講義した物理の原則は、将来は全部間違いになるということです。きみたちがやるべきことは、私が十四回教えたことを否定するために研究することです。 でも、現在の知識の上に立たないと遠くを見られないから。私は一応、みなさんをニュートンの肩の上(既存の学問体系)に乗せて、遠くが見えるようにした。しかし、みなさんが見る遠くの景色のほとんどは全部間違っている。そういうことを理解しておくことが大切なんだ。僕は歳をとってここまでしかできないから、みなさんは僕が間違っていることを崩していくことで、次の新しい時代がくる」 私はいつもそういう意識があるんです。もちろん、もともと正しいこともあるのですが、すごく少ない。私の感じだと、いま、十使っているとすると、二くらいで、あとの八くらいは正しくはない。しかし、嘘も方便で、とりあえず、いまこれが正しいとしてやっていけるのだから、やっているだけのことです。 日下: なるほど感心いたします。 『作られた環境問題』NHKの環境報道に騙されるな! 武田邦彦・日下公人 (WAC 文庫 平成21年発行)より R070101 P140

大祓詞 平和で普通の一年を祈念するのに相応しい、大祓詞で新年を祝います。あけましておめでとうございます。本年も、拙いブログにお付き合いください。

大祓詞 平和で普通の一年を祈念するのに相応しい、大祓詞で新年を祝います。あけましておめでとうございます。本年も、拙いブログにお付き合いください。 大祓詞 朗読は、湯島天満宮権禰宜 小野善一郎氏(國學院大学神道学博士)大祓詞(おほはらへのことば)  神拝詞(神社本庁蔵版より)音声は、DHCテレビ、馬渕睦夫先生の『和の国の明日を造る』 #45 ゲスト:小野善一郎氏より作成しました。 • 動画 字幕をクリックすれば、字幕が出てきます。 大祓詞おほはらへのことば 高天原たかまのはらに神留かむづまり坐ます 皇すめらが親むつ神かむ漏ろ岐ぎ 神かむ漏ろ美みの命みこと以もちて 八や百ほ萬󠄄神よろづのかみ等たちを神かむ集つどへに集つどへ賜たまひ 神かむ議はかりに議はかり賜たまひて 我あが皇すめ御み孫まの命みことは 豐葦󠄂とよあし原はらの水穗國みづほのくにを 安國やすくにと平󠄁たひらけく知しろし食󠄁めせと 事こと依よさし奉まつりき 此かく依よさし奉まつりし國中くぬちに 荒󠄄あら振ぶる神等かみたちをば 神かむ問とはしに問とはし賜たまひ 神掃かむはらひに掃はらひ賜たまひて 語こと問とひし磐根いはね 樹根きね立たち 草󠄂くさの片かき葉󠄂はをも語こと止やめて 天あめの磐座放いはくらはなち 天あめの八重やへ雲ぐもを 伊頭いつの千別ちわきに千別ちわきて 天降あまくだし依よさし奉まつりき 此かく依よさし奉まつりし四方よもの國中くになかと 大おほ倭やまと日ひ高見國だかみのくにを安國やすくにと定さだめ奉まつりて 下したつ磐根いはねに宮みや柱ばしら太ふと敷しき立たて 高天原たかまのはらに千木ちぎ高たか知しりて 皇すめ御み孫まの命みことの瑞みづの御み殿あらか仕つかへ奉まつりて 天あめの御み蔭かげ 日ひの御み蔭かげと隱かくり坐まして 安國やすくにと平󠄁たひらけく知しろし食󠄁めさむ國中くぬちに成なり出いでむ天あめの益人ますひと等らが 過󠄁あやまち犯をかしけむ種種くさぐさの罪事つみごとは 天あまつ罪つみ 國くにつ罪つみ 許許太久ここだくの罪つみ出いでむ 此かく出いでば 天あまつ宮事みやごと以もちて 天あまつ金木かなぎを本もと打うち切きり 末すゑ打うち斷たちて 千ち座くらの置座おきくらに置おき足たらはして 天あまつ菅麻󠄁すがそを本もと刈かり斷たち 末すゑ刈かり切きりて 八針やはりに取とり辟さきて 天あまつ祝詞のりとの太ふと祝詞のりと事ごとを宣のれ 此かく宣のらば 天あまつ神かみは天あめの磐門いはとを押おし披ひらきて 天あめの八重やへ雲ぐもを伊頭いつの千別ちわきに千別ちわきて 聞きこし食󠄁めさむ 國くにつ神かみは高山たかやまの末すゑ 短山ひきやまの末すゑに上のぼり坐まして 高山たかやまの伊褒理いほり 短山ひきやまの伊褒理いほりを搔かき別わけて聞きこし食󠄁めさむ 此かく聞きこし食󠄁めしてば 罪つみと云いふ罪つみは在あらじと 科しな戶どの風かぜの天あめの八重やへ雲ぐもを吹ふき放はなつ事ことの如ごとく 朝󠄁あしたの御み霧ぎり 夕ゆふべの御み霧ぎりを 朝󠄁風あさかぜ 夕風ゆふかぜの吹ふき拂はらふ事ことの如ごとく 大おほ津邊つべに居をる大船おほふねを 舳解へとき放はなち 艫とも解とき放はなちて 大海原おほうなばらに押おし放はなつ事ことの如ごとく 彼方をちかたの繁しげ木きが本もとを 燒鎌󠄁やきがまの敏と鎌󠄁がま以もちて 打うち掃はらふ事ことの如ごとく 遺󠄁のこる罪つみは在あらじと 祓はらへ給たまひ淸きよめ給たまふ事ことを 高山たかやまの末すゑ 短山ひきやまの末すゑより 佐久那󠄁太理さくなだりに落おち多岐たぎつ 速󠄁川はやかはの瀨せに坐ます瀨せ織おり津比賣つひめと云いふ神かみ 大海原おほうなばらに持もち出いでなむ 此かく持もち出いで往いなば 荒󠄄潮󠄀あらしほの潮󠄀しほの八百道󠄁やほぢの八や潮󠄀道󠄁しほぢの潮󠄀しほの八百やほ會あひに坐ます速󠄁開はやあき都比賣つひめと云いふ神かみ 持もち加加呑かかのみてむ 此かく加加呑かかのみてば 氣い吹ぶき戶どに坐ます氣い吹ぶき戶ど主ぬしと云いふ神かみ 根國ねのくに 底國そこのくにに氣い吹ぶき放はなちてむ 此かく氣い吹ぶき放はなちてば 根國ねのくに 底國そこのくにに坐ます速󠄁はや佐須良比賣さすらひめと云いふ神かみ 持もち佐須良さすらひ失うしなひてむ 此かく佐須良さすらひ失うしなひてば 罪つみと云いふ罪つみは在あらじと 祓はらへ給たまひ淸きよめ給たまふ事ことを 天あまつ神かみ 國くにつ神かみ 八百やほ萬󠄄よろづの神等共かみたちともに 聞きこし食󠄁めせと白まをす

2024年12月31日火曜日

日本人なら知っておきたいお正月の過ごし方!

日本人なら知っておきたいお正月の過ごし方!

【伝説の保守論客】年末に考えたい保守とは?居島一平さんが"西尾幹二さん"を語り尽くしてくれました

【伝説の保守論客】年末に考えたい保守とは?居島一平さんが"西尾幹二さん"を語り尽くしてくれました

◎一九八〇年代後半には公害は退治された

◎一九八〇年代後半には公害は退治された 武田: 昭和三十ご~四十(一九六O~一九六五)年頃に、日下さんをはじめ宇井さん、橋本さんなどが公害問題に取り組みはじめたということですね? 日下: はい。新聞記者にもぼつぽつ、公害専門という人が出てきましたね。 はじめに言ったように、昭和四十五(一九七〇)年前後に、私は「公害」という雑誌に毎号巻頭言を書いていた。そこで、日本が呼び掛けて、「国連環境会議を開こう」という提案をしたところ、経済企画庁や外務省や通産省が乗り気になって、そのための準備海外調査団ができた。団長は村上孝太郎氏で副団長は下河辺淳氏です。世界中を視察して歩いた。 高度成長は終わって、公害がひどくなっている。私は「公害問題の―つの原因は社会資本不足ですよ」とも主張していた。たとえば、上下水道をきちんとつくれば、工場も川に流さない。だから産業用下水道をつくって、料金をきちんととる、といったことを、みんな一緒にやれば安く済む。というような政策提言をしたから、建設省や通産省も乗ってく 国るわけ。役人たちは「これで予算をとれるぞ」と思ったのかも知れません。 世界を視察して歩いたときに、見て歩いたのは下水処理場とごみ処理場ばかり。帰国して「日本の下水処理場は遅れている」などと書いても、あまりだれも喜ばない(笑)。当時は町中、くみ取るためにバキュームカーが走っていた。 武田: あの頃は。それが普通だった。 日下: 出張で鳥取市に行ったとき、バーの女性にこの町の自慢は何ですかと聞いたら、「水洗トイレ」というのが真っ先に出てきた。下水道整備は喜ばれる社会開発だった。そして、下水処理技術の開発はやっぱりまじめな人がいて、まじめにやっていた。今は、当たり前になっているが、あれはいつ頃に全部完備されたんですか。 武田: 下水道の完備は一九八〇年代の終わりくらいかな[参考.一九七二年に「下水道事業センター」(後の「日本下水道事業団」)が設置された。一九八〇年、普及率が三割を超える。 日下: その当時は、下水にはいくらでも予算がついて、天文学的に金を使った。 武田: 公害についても、日本では、一九六〇年代頃から宇井さん、日下さんはじめ、いろいろな方が出てきて、社会的には非常に素早く対応してきた。もちろん、それにはいろいろご苦労はあったのでしょうが、日本のことですから、あっという間にひどい状態からよくなってきた。 それには脱硫技術とか脱硝技術とか、活性汚泥処理などの技術とかが実用化されていく。 そういう技術の確信があるわけですが。もちろん、当然、お金の面とか、政治的な面もあってですけど。そして、結果としては、一部は残っても、一九八〇年代の後半にはほとんど公害のようなものは退治されてきた。 しかし、その中で報道のひずみというものがあって、いまは、たとえば牛込の柳町の鉛公害事件(注15) などは、ずいぶん調べたんですけど、私の調べた限りではでっち上げた事件のようです。この頃からすこし報道は曲がってきた。 日下: それは車の排ガスが低地にたまると言って問題になった事件。 武田: そうです、有鉛ガソリン廃止のきっかけになったんです。東京都の健康診断などからですが、実際は健康診断自体が間違っていたようです。でも、社会には環境被害に対するあるトラウマが存在して、社会的な騒ぎになった。 この事件に対しては、間違っていても騒ぎになったことが、環境を改善する―つの力になったという評価もあるのですが、私などは、事実に基かないことで事態を解決しても、一時的によいだけで、結局は世の中は良くならないと思うのです。 (注15)牛込柳町鉛中毒事件 一九七〇(昭和四十五)年、東京都新宿区牛込柳町の交差点付近住民の健康診断で、多数の人が慢性の鉛中毒に罹患していると疑われ、その鉛は自動車排気ガス(有鉛ガソリン)に由来していると発表され社会問題化した。 この「牛込柳町鉛公害事件」は、マスコミなどで大きく取り上げられ、日本で有鉛ガソリンが廃止された直接の原因となった。ところが、詳細に調査してみると、健康診断のデータ自身が間違っていたことが判明した。体の不調を訴えた住民は実際の健康はどうだったのか、まだ明らかになっていない。この鉛中毒事件自体が、マスコミのイメージ先行のミスリードだったとも言われる。 『作られた環境問題』NHKの環境報道に騙されるな! 武田邦彦・日下公人 (WAC 文庫 平成21年発行)より R061231 P135

2024年12月30日月曜日

◎時代に先駆けすぎると、世の中からは理解されない

◎時代に先駆けすぎると、世の中からは理解されない 武田: 私はいつも技術者にこう言っているんです。 「新しいことをやったら不遇になるよ。これは社会システムがそうだから仕方がない。他の人が少しずつやって、認識が高まってきた頃にのって、ちょうど爆発するくらいのときに、四十歳くらいになるといい」 ところが、人間にはいろいろいますから、新しいことを苦労しながらやった方が、毎日の生活に充実感が味わえる、そういう人生の方がいいという人もいるし、人の尻馬に乗るのが良いと言う人もいる。 人の尻馬に乗るためには少し自分の真を屈してやらなければならないから、その分だけは心理的に損はする。 タイミングとして、出来上がったときに担当すれば、ほとんど何の苦労もなく、尻馬だけに乗っていける。しかし、この場合は心理的に非常に苦しい思いをするから。つまり、自分の魂を屈しなければならないから、その分だけ鬱屈(うっくつ)するから夜は飲み屋に行って飲んで、ストレス解消しなければならなくなる。 国すこし違う話で恐縮ですが、私は、学生に松下村塾の人たちを例に出すんです。たとえば、久坂玄瑞や高杉晋作など、第一列で出てくるのは、死なない例というのはまずない。 一番、功績は大きいし、立派な人物が多いけれど、全滅してしまう。ところが、第二列になると、ちょうど爆発するときに出てくる。たとえば伊藤博文や山縣有朋などのように、生き残って大きな実績が残せる。さらに、第三列では、名前はあまり知られない首相になったり、政府の要職に入る。そういうふうになるから、それをよく考えて、「計画を立てて、人生を送れよ」と言うのです。 宇井さんの論文を読んでも、彼のような第一列にいる人物に穏やかな発言を求めても無駄で、もし宇井さんが穏やかな発言をしていたら、ああいう革新はできなかったでしょうね。宇井さんの場合、維新の志士のように殺されはしなかったわけですが、社会的には長い間、ずっと東大の助手という不遇な立場に置かれていた。それはそれで、先駆的なこと をやる人は不遇な立場に置かれるのは、世の中の対処としては仕方ないのかなと思います。 ですから、人生はそれはそれでもいいのではないか、自分のポジションをきちんと考えて、その人がそれなりの報われ方をすればそれでいいのではないか。 日下: まあ、たしかに時代に先駆けすぎると、世の中からは理解されにくい。 ブログ作者閑想 前日お話しした故牧正仁史先生が、まったく同じことを仰っていました。人よりも、自分は500年早く生まれすぎたと、実際、先生が仰った内容が、量子物理学者によって、論文化されているようにも見えます。 不肖わたくしも、連れ合いからは、ろくでもない人の影響を受けて、頭がおかしい、としきりに罵倒されています。いわんや、国家を案ずる人材が、その先見性を当時の『普通』の人間が判断できるはずもなく、理解されず、夭折していくのだと思うのです。でも、その屍があって、先人たちが切り開いた道の上を、普通の私たちが歩いていけるのではないでしょうか。 『作られた環境問題』NHKの環境報道に騙されるな! 武田邦彦・日下公人 (WAC 文庫 平成21年発行)より R061230 P128

東京府中市にTSD KIDS 自習室 令和7(2025)年1月よりオープン

東京府中市にTSD KIDS 自習室 令和7(2025)年1月よりオープン ここには、決まった授業をする先生はいません。 代わりに、子どもたちのことが大好きで、 勉強のお手伝いしたいおとなたちが集まっています。 おとながついているところで, 学校や塾の宿題、授業でわからなかったところ、 自分で調べてみたいこと、など、自由に勉強できます。 わからないところは、おとなたちが相談に乗ります。 みんなで考えてもわからないところは、 わかる人に連絡をとったりして一緒に調べていきましょう。 1日3時間まで利用できます。 ただし、ゲームと動画視聴はできません。 長期の休みには、八ヶ岳での野外イベントも 計画しています。 TSD KIDS自習室 毎週月〜金 13:00〜21:00 【利用料】 小学生 1年生〜3年生 100円/1時間 4年生〜6年生 300円/1時間 中学生 500円/1時間 1000円/3時間 夢の、発進地へ。 好きなことを、 好きなだけ お勉強してみよう。 まずはそこから。 TSD KIDS自習室 月曜日〜金曜日 13:00.〜21:00 府中市府中町2-10-10 Tel: 042-362-8447 お問い合わせは、こちら