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2024年7月31日水曜日

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【大谷翔平】【ドジャース】ドジャース対パドレス 7/31 【野球実況】

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【全編無料】第502回 田北真樹子&中川コージが最新のニュースを独自目線で特別解説!

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【パリ五輪】U23日本代表が3連勝&無失点の首位でグループ突破!敗戦したU23イスラエル代表のガイ・ルゾン監督が試合後に漏らした本音が...

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R6 07/31【ゲスト:島田 洋一】百田尚樹・有本香のニュース生放送 あさ8時!(あさ9) 第424回

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五 寛容

五 寛容 常朝は、けっして人を責めるに厳ではなかった。そして手どころということを知っており、次のように言っている。 「何某(なにがし)当時倹約を細かに仕る由申し候へば、よろしからざる事なり。水至って消ければ魚棲まずと云ふことあり。およそ藻がらなどのあるにより、その森に魚はかくれて、成長するものなり。少々は、見のがし聞き のがしある故に、下々は安穏なるなり。人の身持なども、この心得あるぺき事なり。」(聞古第一 一〇八頁 ) 徳川時代には、たびたびの倹約令が出て武士は節倹を本位とし、いまの大衆消費時代とはまったく反対の、きゅうくつきわまる生活を生きていたように思われている。この考えは近時の戦争中にもなお続いていた。ただひたすらにぜいたくを押え、節約につとめれば、それがモラルであると考えられていた。戦後の工業化の進展によって、大衆消費の時代がきて、このような日本人独特の倹約のモラルは一掃されたように見えた。 「葉隠」は、一方的な、儒教的なかた苦しい倹約逍徳に対して、初めから自由な寛容な立場を保っていた。あくまでも明快な行動、豪胆な決断を目標とした葉隠哲学は、重箱の隅をほじくるような、官原的な御殿女中的な倹約道徳とは無緑であった。そして、その思いやりの延長上におのずから、見のがし、聞きのがしという、生活哲学を持ち出している。そして見のがし、聞きのがしという生活哲学は、かた苦しい倹約哲学の裏側にあって、いつも日本人の心に生きていたものであった。現代では、見のがし、聞きのがしの度が過ぎて、すぺて見のがし、聞きのがしのほうがもとになってしまったことから、「黒い霧」といわれるまでの道徳的腐敗が惹起されることになった。それは寛容ではなくて、ただルーズだというだけだ。 きびしいモラルの規制があるから、見のがし、聞きのがしが人間的になるのであり、そういうモラルの崩壊したところでは、見のがし、聞きのがしは、非人間的にさえなるのである。 『葉隠入門』三島由紀夫 (新潮文庫)   20240731  P44

2024年7月30日火曜日

四 実践

四 実践 常朝は日常生活のこまかなことについても、役に立つ、さまざまなヒントを与えている。 「人中にて欠伸(あくび)仕り候事、不嗜(たしなみ)なる事にて候。不図欠伸出で候時は、額を撫で上げ候 へば止み申し候。さなくば舌にて唇をねぷり口を開かず、又襟の内袖をかけ、手を当てなどして知れぬ様に仕るぺき事に候 。くさめも同然にて候 。阿呆気に見え候 。この外にも心を付け嗜 む ぺき事なり 。 翌日の事は 、前晩よりそれぞれ案じ 、書きつけ置かれ候。これも諸事人より先にはかるペき心得なり。(略)」( 聞書第一 一〇五及び一〇六頁) あくびをとめることはきょうにも実行できることである。わたしは戦争中からこれを読んで、あくびが出そうになると上唇をなめてあくびをがまんした。ことに戦争中には大事な講話の最中にあくびをしてさえ叱責を受けたので、常朝の教えははなはだ有効であった。いまもわたしが実行していることは、「翌日のことは、前晩よりそれぞれ案じ」という常朝の教えである。 わたし自身はあくる日の予定を前の晩にこまかくチェックして、それに必要な書類、伝言、あるいはかけるぺき電話 などを、前の晩に善きぬいて、あくる日にはいっさい心をわずらわ せぬように、スムーズにとり落としなく仕事が進むように気をつけている。これはわたしが「葉隠」から得た、はなはだ実際的な教訓の一つである。 『葉隠入門』三島由紀夫 (新潮文庫)   20240730  P43