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2024年8月6日火曜日

十一 常住の死と覚悟

十一 常住の死と覚悟 この第九項、第十項に述べたことを「葉隠」はさらに詳しく、具体的に叙述している。 「五六十年以前迄の士(さむらいひ)は、毎朝、行水、月代(さかやき)、髪香をとめ、手足の爪を切つて軽石にて摺り、こがね草にて磨き、懈怠(けたい)なく身元を嗜(たしな)み、尤(もっと)も武具一通りは錆をつけず、埃を払ひ、磨き立て召し置き候。身元を別(わ)けて嗜み候事、伊達のやうに候へども、風流の儀にてこれなく候。今日討死討死と必死の批悟を極め、若し無嗜みにて討死いたし候 へば、かねての不覚悟もあらはれ、敵に見限られ、穢(きた)なまれ候故に、老若ともに身元を嗜み申したる事にて候。事むつかしく、隙つひえ申すやうに候へども、武士の仕事は斯様(かよう)の事にて候。別に忙(せ)はしき事、隙入る事もこれなく候。常住討死の仕組に打ちはまり、篤(とく)と死身に成り切つて、奉公も勤め武辺も仕(つかまつ)り候はば、恥辱あるまじく、斯様の事を 夢にも心つかず、欲得我儘ばかりにて日を送り、行当りては恥をかき、それも恥とも思はず、我さへ快く候へば、何も構はずなどと云つて、放埒無作法の行跡になり行き候事、返す返す口惜しき次第にて候 。平素必死の覚悟これなき者は、必定死場悪しきに極り候 。又かねて必死に極め候はば、何しに賤しき振舞あるぺきや。このあたり、よくよく工夫仕るぺき事なり。又三十年以来風規相替はり、若侍どもの出合ひの話に、金銀の噂、旧徳の考へ、内証事の話、衣装の吟味、色欲の雑談ばかりにて、この事のなければ 一座しまぬ様に相聞え候。是非なき風俗になり行き候。昔は二十 、三十ども迄は索より心の内に賤しき事持ち申さず候故、詞(ことば)にも出し申さず候。年輩の者も不図申し候へば、怪我の様に覚え居り申し候。これは世上花麗になり、内証方ばかりを肝要に目つけ候故にてこれあるべく候 。(略)」( 聞書第一 一二四頁) 『葉隠入門』三島由紀夫 (新潮文庫)   20240806  P50

R6 08/06【ゲスト:平井 宏治】百田尚樹・有本香のニュース生放送 あさ8時!(あさ9) 第428回

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【全編無料】第506回 小泉悠&中川コージが話題の最新ニュースを特別解説!

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【大谷が34号HR!今季2度目のリーグ頂上対決はフリーマン復帰のドジャースに軍配】フィリーズ vs ドジャース 試合ハイライト MLB2024シーズン 8.6

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2024年8月5日月曜日

十 準備と決断

十 準備と決断 第九項で述べた、日々に覚悟をきめていかねばならぬ大きな思想の根源は、「葉隠」にとっては武士道において死ぬことであった。 「(略)就中(なかんずく)、武道は今日の事も知らずと思うて、日々夜々に箇条を立てて吟味すべきなり。時の行掛りにて勝負はあるべし。恥をかかぬ仕様は別なり。死ぬ迄なり。その場に叶(かな)はずば打返しなり。これには知恵も業も入らぬなり。曲者といふは勝負を考へず、無二無三に死狂ひするばかりなり。これにて夢覚むるなり 。」(聞書第一 一二一頁) 長い準備があればこそ決断は早い。そして決断の行為そのものは自分で選べる が、時期はかならずしも選ぶことができない。それは向こうからふりかかり、おそってくるのである。そして生きるということは向こうから、あるいは運命から、自分が選ばれてある瞬間のために準備することではあるまいか。「葉隠」は、そのような準備と、そして向こうから運命がおそってきた瞬間における行動を、あらかじめ覚悟し、規制することに重点を置いている。 『葉隠入門』三島由紀夫 (新潮文庫)   20240805  P49

パリ五輪、フランスの狂気を見事に表現した開会式...フランスは、マリー・アントワネットを再び処刑した!|竹田恒泰チャンネル2

パリ五輪、フランスの狂気を見事に表現した開会式...フランスは、マリー・アントワネットを再び処刑した!|竹田恒泰チャンネル2

UKUSA(通称5アイズ)も場合によっては敵同士

UKUSA(通称5アイズ)も場合によっては敵同士 同資料(注)には、「国家には友人も敵も存在しない。在るのは国家利益だけであると言われる」 とか、「今日の友人や同盟国も、いつまでも友人や同盟国であるわけではない」などと記述されており、現実主義的な国際関係の理解が、国家関係の基礎とされている。即ち、シギント分野でも、国益が合致する限りで協力し、一致しない範囲では互いを標的として情報収集の対象とすることが当然とされているのである。2015年のウィキリークスの漏洩事案では、ドイツ、フランス、日本など西側諸国の首脳の言動に関する情報が漏洩されたが、この程度で驚いてはいけないのである。他方、友好国もまた米国を標的にしているのであり、フランス、イスラエル、韓国は、対米諜報に積極的な国として知られている。 なお、シギント同盟諸国は極めて緊密一体化しており互いを標的としないことを合意しているが、スノーデン漏洩資料に よれば、米国の至高の国益に資する場合はそれさえも例外が認められる旨記載されている。これが、インテリジェンスの世界である。 仮にもし再びかつてのウィキリークスのような情報漏洩事案が発生した場合には、政府には、これが世界の現実だと国民を教育して欲しいものである。 『シギント 最強のインテリジェンス』茂田忠良・江崎道朗 (株式会社ワニブックス)より (注)NASにとっては協力相手であると同時に標的でもある。情報公開されたNSAのある内部研究資料の表題は、「サード・ パーティ諸国: パートナーにして標的」であり、この本質を明確に示している。