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2024年5月24日金曜日

一人の科学者の学者生命を奪った科学系の新聞記者

一人の科学者の学者生命を奪った科学系の新聞記者 これをSTAP細胞にあてはめますと、STAP細胞というのが本当に存在するのか存在しないのかは今でもわかりません。 STAP論文がウソか本当かなどとマスコミで騒ぎ立てなくても、ほかの人が追試をしても結果が出ないということが10年も20年も続けばそのうちSTAP細胞自体が忘れ去られてしまうというのが科学的な常識なのです。 まあ私なども随分と論文を書いてきましたが、あとになって心の中で「あの論文は間違っていたかなぁ」と思うこともある。しかしそれらは間違いを故意にしたのではなく、そのときの自分の知識ではそう結論したというだけのことです。 要するに、なぜ私たち科学者が故意にウソを つかないかというと、ウソがバレることがわかっているからです。 自分が論文を書いてそれで終わりというのであれば、ウソで ごまかした論文を書いて大学の教授になって、それでいけるということもあるでしょう。しかし文系の論文ならまだしも、科学の論文においては追試によって実験検証されればウソか真かは明確に答えが出てしまいます。 ですからSTAP細胞のときに私は一所懸命に言ったのですが(研究者の年齢がまだ30歳ぐらいだったので)、30歳ぐらいの科学者でウソをつく人がいないとは限りませんが、仮にウソをついたとしてもどうということはないのです。

その論文が、やがて本当だったということになればそれは非常にいいことでしょう。もしもウソや錯覚だったとしても、それはそのうちに忘れ去られるだけのことです。 あの騒動に乗じて一所懸命に「ウソだ」と主張 をして、本や論文を書いて何か受賞もした科学系の新聞記者がいましたが、そんなことはまったく必要がないのです(『捏造の科学者』毎日新聞科学環境部・須田桃子著、大宅賞受賞)。 もしもSTAP細胞論文がウソであれば、それはその30歳の研究者の研究者生命を奪ってしまいます。もう研究の領域で活躍することはできません。だ から普通に考えれば、30歳の研究者がウソを言うというとは考えづらく、おそらくは何か錯覚したことがあったのだろうと捉えるべきだと私は思います。そしてそれは放っておけばいい のです。 当時は大騒動でしたから、私はすぐにその論文を自分で読んでみました。追試をしたわけではないので真偽についてはわからないものの、読んだ感想としては「ああ、なかなか立派な論文だなぁ」「書いてあることも筋道が通っているなぁ」というものでした 。 そのころ私はよくテ レビに出ていましたから、ある番組内で「STAP細胞の論文はとくに問題はないですよ」と言うと、他の出演者全員が「そんなことはない。あれはウソだ」と私に反論してくるのです。 そこで私が「どうしてですか? 結構いい論文でしたよ」と返答し、そこにいる方々に「論文は読みましたか?」と尋ねると誰も読んでいない。論文を読まずに、その論文がウソであると言い、その根拠は「誰かがそう言っていた」というだけのことなのですね…… 。 ともかくここで重要なのは、繰り返しますが「科学にウソは通用しない」ということです。 『フェイクニュースを見破る 武器としての理系思考』武田邦彦 (ビジネス社刊) R060524 P054

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2024年5月23日木曜日

原則その⑥  科学に「ウソ」は通用しない

原則その⑥  科学に「ウソ」は通用しない 最後に「科学にウソは通用しない」ということに関して、一般社会の見方と科学者の見方の違いについて記しておきます。これが、6つ目の原則です。 これについては、2014年に起こった「STAP(スタップ)細胞論文事件」を例として説明していきたいと思います。 「理化学研究所のある研究員がSTAP細胞に関する論文を……」、これは分化しない固定した細胞が、ある簡単な刺激、たとえばpH の低い液体で接するというようなことをすると原始化(元に戻って分化)する細胞になるという画期的な内容の論文を科学誌『Nature』に 発表しました。 細胞の原始化というようなことが本当に起これば、これは多方面に展開できることになります。まずは、NHKをはじめとしたテレビが、続いて新聞などが報道しました。毎日新聞などは3面も4面も使って大きく報じていました。これが1月末のことです。 ところがそれから1週間くらい過ぎたときに、インターネットなどから「あのSTAP細胞の論文はインチキではないか」という指摘の声が上がり、それがものすごく大きな社会問題となりました。 マスメディアは毎日のようにSTAP細胞論文の件について報道をし、そのうちに発見者は記者会見を開くまでになり、ついには関係者のひとりが自殺するという大事件に発展しました。 この一連の流れにおいて、社会はどのような反応したかというと「STAP細胞そのもの自体が本当かどうか、再現性はあるのか」というようなことを非常に問題にしました。 しかし、私は終始「そういう問題ではない」ということを主張していました。なぜなら、科学というのはウソが通用しないからです。 では、一般的な世の中ではウソが通用するかというと、一応は通用します。人を騒してお金を盗るとか、逃げてしまうとか、そういうことがたびたび起こるために「人間はウソをつくものだ」と思 っている人がたくさんいるはずです。 その感覚の延長で「人はウソをつくものだから、科学でもウソがあるのだろう」と考えてしまうのでしょう。 科学においては毎日のようにものすごい数の論文が出され、何万という研究結果が発表されますから、数年に1度ぐらいはウソをつく人が科学者の中にも確かに存在します。 ですから「科学にウソはない」などと私が言うと、「そんなことはない、これはどうだ、あれはどうだ」と有名な科学のウソの事例を出してくる人もいます。 それはまあそうなのですが、しかし科学においては大前提として「ウソが通用しない」という原則 があるのです。それは、人間がウソをついても、錯覚していたとしても、科学においては“真実”がやがて表れてくるからです。 誰もが知る有名な事例で言えば、ガリレオ・ガリレイの「地動説 」です。 ガリレオが望遠鏡で天体を見るまでは「天動説 」、つまり地球が宇宙の中心にあって、太陽とかほかの星はみんな地球の周りを回っているのだと考えられていました。地球には神様がいるのだから「当然 、地球が中心」であって、他の天体は地球の周りを回っているのだという考えだったのです。

この天動説がウソかというと、ウソではありません。その当時、科学的にもそこまでしかわかっていなかったので、みんながそのように 思っていたというだけのことです。 ところが、ガリレオが望遠鏡で土星の動きをずうっと観察したところ、どうも地球が動いているとしか考えられない。そこでガリレオは「宇宙の中心は別のところにあって、地球が動いている」と主張しました。すると宗教裁判にかけられ、「ガリレオはウソをついている。不届き者だ」と牢獄に入れられることになりました 。 それから400年ほど経った今、ほとんどの人は「地球は宇宙の外れにあって、太陽の周りを回っていて、地球はその中心ではない」と考えているでしょう。 ガリレオが地動説というものを唱えたとき、それが本当かウソかというのは、宗教的にはともかく、科学的にはあまり重要な議論ではなかったということがわかるでしょうか。事象を科学的に追究していけば、何がウソで何が真実かは、いつか明らかになることなのです。 ある科学的な発見がウソであったとして、もしもそのときの社会に非常に大きな損害を与えるというようなことであったならば真剣に議論をしなければいけないのは確かです。しかし、これからも研究が続けられるというのなら、そこは科学者に任せて放っておけばいいのです。 そうするうちに、宇宙のことで言えば人工衛星が打ち上げられたり、ガリレオが見ていたものよりも遥かに素晴らしい望遠鏡ができたりします。アルベルト・アインシュタインのような人が出てきて、相対性原理などの新しい理論も発見 されます。 そうして宇宙というものはどういうものか、地球はその中でどういうものかということがだんだんとはっきりとしてくるのです。 ですから最初にガリレオがウソをついていようといまいと、それは科学には関係ありません。もしもガリレオの言ったことによって何か行動を起こす人がたくさんいたときには、(ガリレオ説が間違っていた、行動を起こした人たちが被害を受けることになるので)その人に対しては「ガリレオの考えや観測は未熟なので、それを盲信しないほうがいいですよ」と助言をする。 『フェイクニュースを見破る 武器としての理系思考』武田邦彦 (ビジネス社刊) R060523 P049

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