
ちなみに、PSMSLのサイトを訪ねると、一九世紀の中期(日本の幕末)からほぼ直線的な(CO2の大量排出と関係ない)海面上昇を示す場所が、次々と見つかります。 ニュージーランドの研究者が、一九七一~二〇一四年の航空写真と衛星観測情報からツバル国土面積の推移を見積もって、二〇一八年の『ネイチャー』誌に発表しました。それによると国土面積は、サンゴが育つせいもあり、四四年間に三%ほど増加しています。 ●モルディブ インド洋に浮かぶ島モルディブの首長も、水没の危機を訴えてきました。PSMSLのサイトにある首都マレの海水準グラフ(一九八九年~)から、海面上昇の年率はツバルより大きく、三~四ミリメートルと読みとれます。 CO2のせい……でしょうか? 「モルディブ マレ 画像」をキーワードに、ネット検索してみてください。小さな島に高層ビルが密集した、生け花で使う剣山のような大都会が出現します。コンクリートと鉄をどんどん載せれば地盤が沈み、見かけの海水準が上がるのは当然です。そんなふうに海面上昇は、どうみてもCO2のせいではありません。 気候変動・脱炭素」14のウソ』渡辺正著(丸善出版株式会社)









