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2022年10月13日木曜日

大気の温室効果とCO2

大気の温室効果とCO2 最初の話題として、地球の快適な気温とCO2の関係を眺めましょう。 地球表面の暖かさは 、ほぼ全部が太陽エネルギーの恵みです(ほんの一部は地熱のおかげ)。 かりに大気がなかったら、平均温度は太陽と地球の距離が決め、計算の結果、氷点下一八になってしまう。海も凍りつく低温だから、生命は生まれなかったでしょう。 太陽から届く光は、いろいろなものに吸収されたあと赤外線に変わり、ぴったり同じ量のエネルギーが宇宙に戻っていきます。さもないと、地球は暖まる一方なので。 現実の地球をくるむ大気の中では、特別な分子が赤外線を吸ったあと、エネルギーの一部を地球表面へ向けて放出する。するとその分だけ地球表面が暖まり、平均気温はプラス一五℃に上がって、差し引き三三℃分だけ暖かいのです。仕組みは実際の温室と同じではないのに、なぜかそれを「大気の温室効果」と呼んでいます。 三三℃の全部がCO2のおかげ‥‥なのでしょうか? ちがいます。大気はCO2の数十倍も水蒸気を含み、分子一個が赤外線を吸う力はH2OとCO2同じだから、三三℃のうち三一~三二℃までは水蒸気のおかげ。つまりCO2は一~二℃分です。 全部や「ほぼ全部」かと思っていた人は、このさい頭を切り替えてください。 『「気候変動・脱炭素」14のウソ』渡辺正著(丸善出版株式会社)

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