
新型コロナが流行する以前、日本では風邪やインフルエンザの患者は合わせると、およそ4千万人もいました。毎年、人口のだいたい3分の1が風邪かインフルエンザにかかっていたわけです。それでも冬場にマスクをしている人は、諸外国よりは多いとはいえ少数派でした。 ところが新型コロナが流行しはじめてからは、新型コロナも風邪やインフルエンザもまったく同種のウイルスによる感染症であるにもかかわらず、マスクを着用することが当然のようになりました。日本社会はいつの間にか「新型コロナ対策」「マスク着用」ということになってしまったのです。 そのうちに、一般の人々のなかに“マスク警察”なる者まで現れました。警察でもない一般人が、電車内や路上でマスクをしていない人を見つけると「お前、どういうつもりなんだ!」などと憫喝し、時によっては身体的な恐怖に陥るような脅しをするようなことが行われました。 最近では、本人がマスクをしていないのに、マスクをしていない人に向かって「マスクをしろ!」と怒鳴った例もありました。一度誠実さが欠けると、それが増幅してあらぬ方向にいった例でしょう。 『「新型コロナ」「EV脱炭素」「SDGs」の大ウソ』武田邦彦著 ビジネス社刊 20240302 P31
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