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2026年4月20日月曜日

第42話 応援団

第42話 応援団 ある日、上司に呼ばれた。 「応援団をやってみないか」 唐突だった。生産計画の仕事とは、何の関係もない話だった。 後でわかったことだが、その上司は組合の幹部でもあった。村山工場には団結意識が強く根付いていた。毎年、青年体育祭が三ツ沢公園で開かれ、各工場が応援合戦を繰り広げる。村山工場として、本気でやりたいということだった。 断る理由がなかった。というより、断れる雰囲気でもなかった。 私は応援の企画を任された。 どんな出し物にするか。どういう順番で見せるか。何人必要か。生産計画を組むのとは違う種類の段取りだったが、やることは似ていた。全体を見て、流れを作る。 問題は練習時間だった。工場には夜勤者と日勤者がいる。全員が集まれる時間は限られていた。夕方の短い時間に、両方が顔を合わせられる合同練習の場を設けた。 最初はばらばらだった。 声が揃わない。動きが合わない。恥ずかしがって声を出さない者もいた。それでも回を重ねるうちに、少しずつ変わっていった。 工場の仲間というのは、不思議なものだった。毎日同じ場所で、同じ機械の音を聞いている。それだけで、何かが通じ合っていた。 本番の三ツ沢公園、村山工場の応援団は優勝した。 その後、現場を歩くたびに声がかかるようになった。「おっす」と。それだけだった。それだけで十分だった。なんとなくこそばゆく、しかし悪くない気分だった。 仕事とは関係のないところで、工場に居場所ができた気がした。 (つづく)R080420 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【無料】牧正人史式 姓名科学 解析システム ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ #牧正人史 #マシレ予測 #姓名科学

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