
ですから、日本では女性が中心となって家庭を運営してきました。 外での仕事は力に勝る男性が優位だとしても、人生全体を通してみれば女性のほうが上だということで、結婚して家庭を持てば妻がそこの支配者となりました。夫は妻から外に働きに出される派遣労働者にすぎません。 そうして外で労働をしてきた夫は、稼ぎを妻に全額渡し、妻はそのなかから小遣いを夫に渡します。このような「小遣い制度」の風習は欧米の契約社会ではあり得ません。働いたのは夫なのですから稼ぎは全部夫のものと考えます。 現在の日本ではそういう欧米の考え方に毒されていて、夫が妻に生活費を渡したりしています。生活費を渡すということは夫のほうが上だということです。そこで女性の側も「男女同権」を訴えて外に働きに出ようとすることになります。 しかし、本来の日本文化はそうではないのです。日本の場合は、形式的に夫を立ててはいますが、実質的に 家庭を支配しているのは妻のほうです。妻が支配をしていないというのなら、夫は外で働いて得たものを全額妻に渡さないでしょう。 また、「男性の行動は制限するが、女性の行動は制限しない」というのも日本ならではのことで、「力づくではない」社会をつくろうという考え方によるものなのです。 『「新型コロナ」「EV脱炭素」「SDGs」の大ウソ』武田邦彦著 ビジネス社刊 20240505 P201
0 件のコメント:
コメントを投稿