
それなのに今の小選挙区制の選挙では、自民党 から1人 、野党から1、その他野党から1人の候補しか出てきません。 しかし一口に自民党といってもタカ派もいればハト派もいます。外交においても親中か反中かなど派閥によって大きく異なります。野党候補にしても、たとえば立憲民主党なら旧社会党出身の左寄りの人もいれば、自民党出身で保守・中道の考えの人もいます。 それなのに各党が立てる候補が1人だけというのでは、北朝鮮で行われるような信任選挙(各選挙地区にません。人の候補を立てて、信任か不信任かの票を投じる選挙)と大差あり小選挙区制では「この人に託そう」と思うことができないのも当然のことで、そのために私も棄権せざるを得ないのです。 では実際にどのくらいの候補者数が必要かといえば、10から20人ぐらいの候補者は必要でしょう。小選挙区をやめて中選挙区 か県単位を選挙区とした場合、私の住む愛知県を例にすれば、県全体を1つの選挙区とした時には、割り当てられる議員定数が30人ぐらいだとして立候補者は50人とか100人になるでしょうか。 その人たちのなかで、人柄までよく知っている人、もしくは政見を読んだり聞いたりして「ああこの人だ」と思う人に投票できる。これが、現在の憲法が保障している選挙権なのです。 このように、小選挙区制というのはまったく憲法による規定を守っていない、つまりは違憲状態といえるような欠陥制度なのです。 『「新型コロナ」「EV脱炭素」「SDGs」の大ウソ』武田邦彦著 ビジネス社刊 20240424 P178
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