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2025年12月28日日曜日

◎ 太陽電池で起こした電気はどうか? 『家庭で行う正しいエコ生活』武田邦彦 平成21(2009)年 講談社刊より

◎ 太陽電池で起こした電気はどうか? この話をすると、原子力発電ではなくて太陽電池を使ったらどうかと反論されます。 「ソーラーカー・レース」というのを見た人がいると思いますが、できるだけ軽い材料を作り、小さな操縦室に一人が寝るようにして座り、広い羽に太陽電池を敷き詰めて走ります。 速度はかなり出ますが、何しろ広い道路が必要なので、世界大会はオーストラリアなどで行われます。 また、実用的という面では太陽がかげってくるとスピードが弱くなってきますので、かなり大きなバッテリーを積まなければなりません。 もし、現在の小型乗用車のようなものを太陽の光で動かそうとすると、100メートル道路に1台ぐらいが動けると考えたらよいと思います。 自動車はガソリンを食います。日本人1人が1年間に使うレジ袋と同じ量のガソリンを使うのに、たった1時間のドライプです。 レジ袋の1年分と、自動車の1時間が同じなのです。 たとえば月に5000キロメートル走る人の場合、レジ袋にすれば300年分以上になります。レジ袋は石油を浪費すると非難されますが、石油の消費やC0の徘出という点では、自動車に乗っている人はもっともっと非難されなければなりません。ガソリンこそが「使い捨て」で、ガソリンのリサイクルなどした人はいません。 このことは電気自動車でも同じで、生活の中で普通に使うエネルギーと自動車とは桁(けた)が違うので、現在の技術では、とても太陽の光では間に合わず、原子力発電が必要になるのです。 『家庭で行う正しいエコ生活』武田邦彦 平成21(2009)年 講談社刊より 20251228

武田邦彦先生著作物取り扱い店

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