このブログを検索

2024年9月1日日曜日

三十七 再び、ニヒリズム

三十七 再び、ニヒリズム ここには常朝のニヒリズムの描いた究極の世界がある。常朝は一方では人間のエネルギーを賛美し、純枠行動を賛美しな がら、そのすぺてが描く軌跡をむなしく観じていた。 「道すがら考ふれば、何とよくからくった人形ではなきや。糸をつけてもなきに、歩いたり飛んだり、はねたり、言語迄(ものまで)も云ふは上手の細工なり。来年の盆には客にぞなるべき。さてもあだな世界かな。忘れてばかり居ると。」(聞書第二 一六七頁) 『葉隠入門』三島由紀夫 (新潮文庫)   20240901  P74

0 件のコメント:

コメントを投稿