
もちろん、光がいちばん速いということを後押しするいろんなものがあります。有名な「E=MC2」という式がありますが、これによれば現在の核兵器なども全部説明ができて矛盾がありません。 ところが、最近では「実は、光よりも速いものがあるのではないか」との説も出てきています。 アインシュタインの時代には、「真空」は本当に何もない空間だと考えられていましたが、現在では真空にはヒッグス粒子といわれる素粒子がぎっしり詰まっているというのが正しいのだという理論も出てきました。 そのように現在でも、毎年ということはないにせよ10年に1度ぐらいは新しい現象が発見されているのです。 1000年前の紫式部は飛行機を理解できず、スマートフォンなどは明治の乃木希典(のぎまれすけ)大将にも理解できなかったかもしれません。「この小さいものでどこにでも電話ができるとか、汽車に自由に乗ることができるとは、いったいどういうことなのだ」と言ったに相違ありません。 そうしてみると、今から1000年後どころか100年後でも、今の知識がそのまま通じるとはとても考えられないのです。 1000年後にUFOを見れば「あれはどうだ、こうだ」ときちんと説明できるかもしれませんから。 このように、私たちの頭脳か正しいとか間違っているということを判断するときに、現在の知識で説明できることは「正しい」と、知識にないものは「間違っている」と判断してしまうのです。 これも、フェイクニュースに蝙されることを防ぐ 一つの考え方です。 『フェイクニュースを見破る 武器としての理系思考』武田邦彦 (ビジネス社刊) R060630 P164
0 件のコメント:
コメントを投稿