何だかんだ言っても、やはりみんな幸福な生活を望んでいるのではないでしょうか。そのために、日々生活し、活動し、出逢いなどなど行っています。日常の生活で感じた事、実際に経験したことなど、徒然のままに、記録してみます。
このブログを検索
2025年6月24日火曜日
竹田恒泰先生の日本の歴史講座 ガイダンス~第5回まで
竹田恒泰先生の日本の歴史講座 ガイダンス~第5回まで
【竹田恒泰の中学歴史講座】ガイダンス編 〜なぜ私たちは勉強するのか〜
【竹田恒泰の中学歴史講座】第1回 〜この教科書の課題〜
【竹田恒泰の中学歴史講座】第2回 〜年代や時代の表し方〜
【竹田恒泰の中学歴史講座】第3回 〜歴史的な見方・考え方〜
【竹田恒泰の中学歴史講座】第4回 〜日本列島の誕生と人の起源〜
【竹田恒泰の中学歴史講座】第5回 〜世界最古の磨製石器と世界最古の土器〜
三四郎の告白 気楽に楽しむ漱石入門「三四郎」』武田邦彦 (文芸社刊 2016年)より
三四郎の告白
二人でしばらく無言で歩いた。三四郎はなんとか話題の糸口を探している。やがて、女の方から口を利き出した。
「今日、何か原口さんに御用が御有リだったの」
「いいえ、用事はなかったです」
「じゃ、ただ遊びにいらしったの」
「いいえ、遊びに行ったんじゃあリません」
「じゃ、何でいらしったの」
三四郎はこの瞬間を捉えた。
「あなたに逢いに行ったんです」
三四郎はこれですべてを言ったつもリだが、女は少しも刺激を受けなかった。三四郎は、悪い予感がした。自分の精一杯の告白に美禰子は、ちっとも刺激を受けない。
「お金はあそこじゃ頂けないのよ」
三四郎はなお
「本当は、お金を返しに行ったのじゃあリません」
と言った。美禰子は暫くして
「お金は私も要リません。持っていらっしゃい」
と言った。それでも、三四郎は
「ただ、あなたに逢いたいから行ったのです」
と告白した。女の口から洩れた微かな溜め息が聞こえた。美禰子の口から洩れたのは微かな溜め息だった。三四郎の告白は遅かったのだ。今度は、女から話しかけた。
気楽に楽しむ漱石入門「三四郎」』武田邦彦 (文芸社刊 2016年)より R0720250624
2025年6月23日月曜日
大谷無失点&26号弾で快勝の試合後、野手登板で4失点の結果となったキケ・ヘルナンデス選手が明かした複雑な思いと大谷選手との心温まる”感動秘話”を明かす
【大谷翔平】大谷無失点&26号弾で快勝の試合後、野手登板で4失点の結果となったキケ・ヘルナンデス選手が明かした複雑な思いと大谷選手との心温まる”感動秘話”を明かす
試合後、大谷の“優しすぎるサプライズ”に子供が号泣「本当にビックリしま」26号球を逃した親子に大谷がとった"ありえないプレゼント"を大絶賛!
【全米騒然】試合後、大谷の“優しすぎるサプライズ”に子供が号泣「本当にビックリしま」26号球を逃した親子に大谷がとった"ありえないプレゼント"を大絶賛!大谷の“優しさの塊”な行動が話題に!
一緒に外に出てからの会話
一緒に外に出てからの会話
その時、原口さんは筆を置いた。
「もうよそう。今日はどうしても駄目だ」
と言い出した。美禰子は持っていた団扇を、立ちながら床に落とした。羽織を取って着ながら、こちらへやって来た。
「今日は疲れていますね。いや実は僕も疲れた。又明日、元気な時に描きましょう。お茶でも飲んでゆっくリなさい」
と、原口は勧めた。夕暮れにはまだ間があった。けれども、美禰子は少し用があるから帰ると言う。
美禰子は今晩、兄と友人の男と三人で食事をすることになっていた。三四郎も、留められたが断って美禰子と一緒に外に出た。
三四郎にとって若い女と一緒に歩くというのはそんなに簡単ではなかった 。
三四郎はできるだけこの機会を長く引き伸ばそうと思った 。三 四郎は曙町を 一回リしようかと誘ったが 、美禰子は断って 一直線に大通リに出た 。美禰子は、時間を気にしているようだ。
「原口さんもそう言っていたが、本当にどうかしたんですか」
と三四郎は聞いた 。
「私?」
と美禰子はまた言った。美禰子はかつて長い言葉を使ったことがない。大抵の応対は、一句か二句で簡単に済まている。それでいて三四郎の耳には一種の深い響きを与える。美禰子の言葉には、他の人には聞けない色が出ている。三四郎はそれに敬服した。それを不思議がった。
「私?」
と言った時、半分ほど顔を三四郎に向けた。二重瞼の切れ目から男を見た時、その眼には暈(かさ)を被っているように見えた。頬の色も少し蒼い。
「色が少し悪いようです」
「そうですか」
気楽に楽しむ漱石入門「三四郎」』武田邦彦 (文芸社刊 2016年)より R0720250623
登録:
投稿 (Atom)