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2023年9月13日水曜日

日本保守党 万歳

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日本保守党 万歳

2023年9月12日火曜日

● 民から官への逆転現象が起きた紙のリサイクル

● 民から官への逆転現象が起きた紙のリサイクル もともと経済産業省は製紙業界からの要望に頭を痛めていた。「チリ紙交換」が集めてくる古紙は欲しいのだが、値段が高いのである。しかも、価格が変動するので予測が難しい。なんとか安く、安定して購入したい、と業界は経産省に圧力をかけた。 お役所が主導する官製リサイクルが始まる前の古紙の市況を図表4-2にしてみた。

製紙業界が経産省に訴えていたように確かに1972年から 1985年まで古紙の価格は安い時にキログラム当たり10円、高い時には50円と価格幅が大きくなっている。それでも徐々に価格は安定してきていて1985年頃は約15円から25円の範囲にある。 しかし、業界は不満だった。値動きは狭くなったが、できるだけ安く買いたい。そのためには「ボランティア」や「税金」が必要である。 チリ紙交換は「民間」が行っている。収集費用もかかるし、収益も必要になる。それを「環境」という旗印のもとでボランティアにタダか、あるいは昼のお弁当代ぐらいで働いて貰い、それに税金を投入させれば古紙の値段は格段に安くなる。 お金の流れとしては、今まで「製紙業からチリ紙交換業」に払われ渡っていたものを「国民(の税金)から製紙業」へ転換することだから、業界も必死になる。 この作戦は見事に的中した。経産省と製紙業者がどのぐらい計画的に進めたかは不明であるが、新聞、テレビ、教育界、自治体、環境運動団体が総出で紙のリサイクルの「民から官へ」(間違っても「官から民」ではない)の運動を後押しした。

図表4-3はその結果である。一つは前に掲載した慶應義塾大学のデータ、一つが古紙問題市民行動ネットワークのデータである。 驚くほどに作戦は成功している。かつてキログラム30円ぐらいで上下動が激しかった古紙の価格は「官主導のリサイクル」が始まると、ピタッと安定し、そしてキログラム10円を切った。 もちろん、チリ紙交換屋さんは追放される。それに代わって「官業請負」の体制になり、「民から官へ」が固まった。 『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』武田邦彦 洋泉社刊 2007年 20230912  180

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【生配信】第248回 山田吉彦が話題のニュースを解説!

闇鍋ジャーナル(仮) を待っています 9月12日 10:00 【生配信】第248回 山田吉彦が話題のニュースを解説!

R5 09/12 百田尚樹・有本香のニュース生放送 あさ8時! 第201回

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2023年9月11日月曜日

● チリ紙交換屋さんの仕事が奪われるまで

● チリ紙交換屋さんの仕事が奪われるまで しかし、そのうちに紙のリサイクル運動が起こった。もともと紙はリサイクル運動が起こる前からリサイクルされていたので、「チリ紙交換業」が立派に成立し、回収された紙は製紙会社に持っていかれていた。社会で紙のリサイクルに対する関心が高まり、それまで捨てられていた紙がより多くリサイクルされるようになるのだから、チリ紙交換の人はさらに繁盛するはずであった。 ところが、今まで民間がやっていた紙のリサイクルに自治体が関与するようになると、様相は一変する。使い終わった紙は、子供会、老人会、自治会などが集めてそれをまとめて自治体に持っていく。自治体では集めた紙の量に応じて子供会や老人会にお小遣いを上げるというシステムになった。もちろんそのお小遣いは税金から出ている。 つまり、今まで全く税金など使わずに、立羨,こリサイクルしていた紙が、突然税金を使って処理されるようになったのである。自治体からお小遣いを貰った子供会や老人会は、それがこれまで世話になったチリ紙交換屋さんの仕事を奪っているということにも気づかず、それが税金であるということにも思いが到らず、ただお金を貰って環境に貢献したと満足していた。 まもなくこの仕事に目をつけた団体があった。祇のリサイクルを民間から自治体がやるようになったので、自治体の首長に話をつけて一気に仕事を回してもらえば良いと考えた。そうなると利権の伴う仕事である。政治家や団体、そしてさまざまな人たちが動き、各自治体に話をつけ紙のリサイクルシステムは一変したのである。 東京の各区ではそれぞれ多くのチリ紙交換屋さんが仕事をしていた。千代田区、中央区、港区などの東京の中心部はそれほどチリ紙交換屋さんが多くはなかったが、江東区、足立区などの下町には中小のチリ紙交換屋さんが数多くおられた。 彼らは政治を信じ、東京都を信じて、紙のリサイクルに汗を流していた。自分たちこそ昔からリサイクルをしており、これほど社会がリサイクルに関心を持ってきたのだから将来は明るいと思っていた。まさか水面下で特定の団体と東京都が話をし、自分たちの仕事を取ろうとしていることなど夢にも思っていなかっただろう。 やがて新しい紙のリサイクルのシステムができあがってみると、東京都と契約を結んだ特定の業者だけが古紙を取り扱えるようになっていた。政治力のないチリ紙交換屋さんはたちどころに敗れ、内輪の争いも起こった。 それは悲惨なチリ紙交換業界の最後であった。 風が吹けば桶屋が儲かるといった類と同じこの話は、まるで現代の怪談話である。 表面は美辞麗旬に飾られた新しい紙のリサイクルシステムが発足し、額に汗して働いていた人たちが追放された。それからは、特定業者の受注、税金の浪費と続く。 間違った行動は目的を達しない。熱帯雨林保護の機会は失われてしまったのである。 東京都のこの新しいシステムはたちどころに全国に広がり、それまで社会の一員としてリサイクルに協力していたチリ紙交換屋さんはすっかり世間から消えてしまった。 「無理が通れば道理引っ込む」という諺があるが、よく言ったものである。もともと、一紙のリサイクルが森林を守るというお題目自体が間違いなのだ。その間違いを推し進めると、道理も何もかもまともなことはあらかた引っ込んでしまう。 『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』武田邦彦 洋泉社刊 2007年 20230911  179